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オリジナルBLミュージカル!台湾で大成功を収めた前代未聞の試み  

日本よりも早かった台湾BLミュージカル 日本では漫画・アニメ・ゲームを原作とした2.5次元ステージやミュージカルが流行っていますね。しかしBLになると晴れときどき、わかば荘が話題になりましたが、まだ数が少ない状況です。
そんななか台湾では2015年に初めて、台湾人による、台湾人のためのBLミュージカル《新入部員:イントロの時はキスをしよう》が公演されていました。

シナリオライターによると、物語のアイデアは中村明日美子さんの《同級生》で、透明感溢れたきらきらした青春に、甘くて切ない葛藤しながら成長する物語を目指したそうです。

筆者もこのミュージカルを知った時にとてもびっくりしました。まさか台湾でも2.5次元ミュージカル、しかもBLものを挑戦するんだなんて、まるで夢のようです。その一方、さすがLGBTに関心のある台湾挑んだ大胆な試みだと感心しました。BLがサブカルチャーとして市民権を得始め、BL好きな女子たちも胸を張って、自分は腐女子であることを主張できるようになりつつあります。

 

ドタバタ部活×青春学園ライフ

物語は高校に入学したばっかりの主人公が軽音部に拉致(?)されることから始まり、そこで現役部員3名、先生1名、教官1名、腐女子1名+その友人1名が繰り広げられる、ドタバタ青春BL群像劇ロックミュージカルです。
男子はみんなもちろんそれぞれカップリングされていて、過去の因縁がある先生組、元部員の3人は実はお互いの元カレで、この新入部員が現れたことで関係性が変わり始めました。「BLの世界において、男子はみんなゲイだから」的な世界ですね。
気になるBL的な表現は、キスはもちろん、セックスシーンまであります!舞台上ではさすが全裸にはなれませんが、演出とセリフ、音楽とライティングはセックスのそのもので、見ててちょっとだけ恥ずかしくなります。


語り部を兼ねる腐女子キャラクター

男子だらけのキャラクターの中に輝いたのは、腐女子のリリスという子です。

劇中、リリスは友たちの八ちゃん(女の子だけど男装イケメン)にこんなセリフを口にしました。「もし現実はマンガのようにうまく行かないのなら、それはきっと現実のせいだ!」いつの頃からか私たちは現実の辛さばかり受け止め、他人と妥協して、自分なりの幸せを追い求めることから目を背けてしまっただろう、というわがままだけど切実な問いかけなんですね。

舞台上のリリスのBL妄想と男子の間に実際にあった関係性は、観客から見た自己と他者、妄想と現実がうまく二重構造になっていて、腐女子の心を抉ってくる、じわじわと沁みる、まさに笑いあり、涙あり、感動ありの作品となっています。

音楽にも注目

音楽の部分も台湾のポップミュージックが交じりながら、親しみのある微笑ましいシーンがたくさんあります。例えば主人公が失踪したシーンがありますが、隠れているのに他の部員に見つかってしまい、追いかけられた時に全力で逃げ出しながら歌う《走れ!メロス!》は、まさにその小説のオマージュで、劇中においては部員男子の間の友情を象徴した曲です。
あるいは《ロミオとジュリエット》の《バルコニー》などをオマージュしたような、ロマンチックなデュエット曲もあります。


若手劇団が出演

演出劇団の「元反抗期男子」は、若者がメインのメンバーになっている「大人になんてならない劇団」のサブグループで、団名通り、世間の一般的な常識に囚われない題材を演出するのがコンセプトになっています。日本の2.5ミュージカルのようなイケメン俳優はいないけど、元気な歌声と劇団ならではの演技はこのミュージカルの醍醐味でもあります。
上映期間中は中毒者続出、二次創作もかなり出されたとか。番外のマンガとアンソロジーも発売されています。

同劇団は最近、最新作の「レヴィアタン2.0:削除する前に私を愛して」が公演されています。ネットゲームのバーチャルと現実の間にさまよう男子たちのミステリーです。


最後に

ミュージカルだけど、日本的なBL文脈を継ぎつつ、とても台湾らしい作品が出来上がっています。
恋愛や友情、二度と戻らない青春とこれから向かう未来、どれも私たちが一度は経験したことのあることを、BLミュージカルという形で挑んだ台湾BLの新しい試みです。

ミュージカルは言葉が分からなくとも、演出と音楽だけで案外楽しめるものなので、もしチャンスがあれば、ぜひ台湾に行って実際のミュージカルを見に行ってみてはいかがでしょうか。

↓追加公演の宣伝動画

「元反抗期男子」公式ファンページ:
https://ja-jp.facebook.com/exrebel.lads/

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